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<〜電動ブローバック6〜>
[目次]
●発展性
○軽いもの
この電動ブローバックガンの簡易な改造で初速をどこまで行けるか考えてみたのですが、
測定した状態でスプリングを変えずに、予測します。<今の改造状態で、スプリングは限界に近いです。
要点は、チャンバー部分にあります。
1.パッキンを強くして、HOPを適性に取ること。<このためには、ゴム整形、バレル後端の加工が必要です。
2.バレルを更にタイトに、表面処理されたものにする事。<6.04mm、TN加工バレルなど。
3.シリンダーサイドポートを適性に取ること。
です。
要は、スプリングをコッキングした力積を、どれだけ弾の運動量に変えられるか?
と、動体射撃のタイムラグを押さえる十分な弾速の向上が目的です。
コレを適切に行えば、0.2g弾で47m/Sec以上は確実に行けると思われます。
○比較的重いもの
負担を変えずに、
初期圧、バネ係数の関係を適切に、
適正な不等ピッチバネ。<変わるか不明。
マグネットで非線形的にしたり、
トリガーでマグネットをひっくり返したり、
ソレノイドを使ったり出来そうです。
○重いもの
理想的には、0.2〜0.25g弾で、62〜67m/Secがあれば、満足なのですが、
この銃を素材にして、極限まで突き詰めれば、可能であると思われます。
ただし、スプリング強度に対し、各部の大規模な補強が必要です。
これは、下の試験にて解ります。
加えて、ノズル長さ、パッキンとの距離に余裕がありますので、ここもピストンストローク向上が可能です。
○18歳対象製品への期待
18歳対象の電動ブローバックを作るにあたって、開発側に大きな壁は無いと言う感じです。
モーターは、280系の強化版で十分です。
有線で無い場合は専用の10V以上の小容量ハイボルテージで
極板面積の大きな構造のニッカドバッテリー或いはニッケル水素、リチウムイオン電池等が必要です。
モーターの線材の太さとターン数、磁石の磁力や進角なども
そして、ブローバックストロークを若干大きくして感触も良くします。<理想的にはピストンストロークも。
スナバ回路やカレントリミッターを入れれば更に負担も少なくなります。
コンパクトに力を求める場合はブラシレスモーターが有効に思います。<制御回路は大きくなりそうです。
●過負荷による破壊試験
この銃に、さらに負荷をかけ、強度の課題と、弱い点を探ります。
やり方は単純です。フルオートにして、色んな電圧で、動いてるピストンを後ろから押したりします。
○ピニオン
5-01拡大
モーター取り付けのピニオンです。
フルオートを数分連続した時点でピニオンが下にずり下がり空転しました。
多少スリップしてるようです。
モーターシャフトに刺す時に、若干シリコーンOILが付着してたからなのかも。
スリップ事体は気になりません。
ワッシャーを入れました。
更に高回転、低回転と極端にやってると、また空転しました。
今回は、シャフトとギアの連続摩擦で加熱して、ピニオンの穴が溶けて広がってしまいました。
シャフトの潤滑剤を落とし、フルオートにしなければ、起こらないものですね。
○ピニオン2
5-02拡大
これに対処するため、ピニオンギアを交換しました。
ギアは、市販のモノと一致しました。
接触面積が、1.5倍ですので、ガッチリ押さえてくれます。
もし、気になるようでしたら、同様の真鍮製を購入して圧入すれば良いです。
ココの問題は解決です。
○更なる負荷。
今度は、ギリギリ低めのサイクルで、手で押してみました。
というかコッキング時の寸法の歪みも見たいため、ノギスを挟んでました。
多分、300g〜1Kgくらいは押してたかも知れません。
ギリギリ低めとは、負担が長く続くので、モノによっては、かなりきついようです。
5-03拡大
ギアの歯が欠けました。複数一気にです。
しかし、元から一番懸念されてた場所です。
この場所は、ファイナル回転ギアを回すギアです。
かかる力はピストンのコッキングのスプリングテンションと、ほぼ同じ値です。
それなのに小さく弱い構造強度の部品です。
ココが最大の弱点に思っていました。
しかも、フルオートで繰り返し曲げを何度も食らい小さいギアですので摩擦熱により少々軟化していたようです。
それで、せん断されてしまいました。
ギヤメーカーの説明には、
ジュラコン樹脂の歯車の破壊角は20°と記載されてました。
小さく弱い構造強度とは、これを見ると解ると思います。
5-04拡大
ドライブする側のギアの歯の付け根と、ドライブされる側の歯の付け根を比較してみてください。
前者は小径のため、複雑な形をしていて、歯事体が細いです。しかも、付け根が。
ここに、曲げ、せん断応力が集中します。
後者は、それに対し、3倍くらい太いです。太さだけでなく構造強度も高く3倍以上はありそうです。
それでいて圧力はコッキングギアの6倍は遥かに超えます。強度の差を考えると、恐らく10倍は軽く違います。
このギヤピッチはモーターピニオンと違います。
6-000拡大
これは、ちょっと特殊な方法で正確に取り込んだ画像です。
これの拡大図は、100ドットが正確に1mmです。
ギヤの測定したら、
M=0.6モジュールのギヤであることが判りました。
しかし、一般のギヤの規格には、0.6モジュールは存在しません。
ちなみに、
モーターのピニオンギヤは、
M=0.5モジュールです。
昔は真鍮の打ち込み式があったのですが、
現在は市場に出回っていないようです。
http://www.mabuchi-motor.co.jp/ja_JP/product/p_0305.html
http://www.mabuchi-motor.co.jp/ja_JP/cat_files/rc_280rasa.pdf
○破壊試験の考察
モーターピニオンと、終段に近い方の過負荷試験で破損したスパーギアの強化(構造強度及び材質の強度)は必要です。
加えて、シャフトを若干太くして軸受けへの極圧を小さくしたり、
軸受けの盛りあがりの周りの肉付きなどを補強するする必要があります。
更に、フレームに力がかかる部分は、
スプリングガイドを受ける部分(ハンマー周辺)も、FRPなど(金属棒埋没でも可)で補強した方が無難です。
ココ、コッキングした時、1mmぐらい歪んでます。
このストロークで、非線型(不等ピッチ)スプリング、
蹴りだし用シリンダサイドポートは正直、どこまで有効かは解りませんです。
確実なのは、
スプリングのコッキングポテンシャル、パッキンの抗力を強化し(ノズルとのエア漏れ無しに)、
バランスを適性に取ることで能力を引き出すことも重要です。
バレルは良いものにした方が良いですね。
コレも調べてみたいです。
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続き
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[目次]
全て、
財力と時間と気が向いたときの現在進行形です。
M92Fを使っての改造です。
↓分解と観察を始める。
電動ブローバック0
↓モーターやスイッチ等、電気系統の改造等
電動ブローバック1
↓駆動系メインの観察と改造
電動ブローバック2
↓バレルチャンバー部分の改造。
電動ブローバック3
↓シリンダー、スプリング系統の改造。
電動ブローバック4
↓弾速測定
電動ブローバック5
↓18歳以上対象の電動ブローバックモデルの予想と負荷試験から今後の課題と発展性の考察
++[[[電動ブローバック6]]]++
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↓ギヤの強度UP:その01
電動ブローバック7
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↓ギヤの強度UP:その02
電動ブローバック8
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で、
新しいモデルを購入して変更してみました。
とりあえず、
電動ブローバック-コンバットデルタ
[電動ブローバック−G−1]
[電動ブローバック−G−1-1]
[電動ブローバック−スプリングの更なる強化-00]
[電動ブローバック−スプリングの更なる強化-01]
[電動ブローバック−スプリングの更なる強化-02]
[電動ブローバック−スプリングの更なる強化-03]
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電動ブローバック-センチメーターマスター: 081102
[電動ブローバック-センチメーターマスター]
電動ブローバック-デザートイーグル.50AE
[電動ブローバック−デザートイーグル.50AE]
電動ブローバック-KP85: 081102
[電動ブローバック-KP85]
電動ブローバック-SIG-Pro2340: 081102
[電動ブローバック-SIG-Pro2340]
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電動ブローバック-G-18C
[電動ブローバック-G-18C]
ワルサーP99-DAO: 081102
[電動ブローバック-ワルサーP99-DAO]
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[ミニ電動マシンガン0]
[ミニ電動マシンガン1]
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[電動ブローバックマシンガン「イングラムMac11」]
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