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<〜電動ブローバック0〜>



[目次]
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  ●モーター   モーターは280系でした。   まずは、モーターを、取り外して分解して見ました。   ○ブラシ
  ブラシは匂いから懸念された通り、安物のモーターのプレス銅板のブラシでした。 よく見ると判るのですが、黒く焼けカスだらけで、もう電蝕で大きくえぐれ、穴が開いています。 殆ど使ってないのですが…、ハイボルテージテストの負担はあったかもしれません。 GUNの寿命はここで決まりますね。       ○ケース、コミュテーター
  コミュテーターも、ブラシと同じく、 黒く、グリース状のモノが付いていました。 シャフトの潤滑用で気を使って接点グリースのようですが、ブラシ接点には、油脂は接点グリスでも禁物です。 ラジコンの実験でもダメでした。            
          アキバのジャンク屋で、互換性モーターを見つけました。 「RS-280SA」というのがありました、 これは何と、使用電圧が3〜24Vと書いてありました。   ○SA  
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          ○ブラシ
  ブラシは思いのほか、リッチなのが付いてました。 よく見ると判るのですが、あたり面が、コの字型をしています。 これは、ラジコン用でもありますが、 慣らしをしないでもある程度当たり面がすぐに出来ると言う加工です。       ○ケース、コミュテーター
  まず、コミュテーター自体が、太いです。これは、耐久性に出ますね。 そして、上に油避けのリングがありますね。 これは、モーターの後ろから油を垂らしてもコミュテーターに付着しにくいです。 そして、マグネットを見ると、より高い位置まであります。       ○比較  
  オリジナル(右)の方が、線材が太く、マッシブに巻いてあります。 マグネットは、金属を近づけたら、SA(右)の方が断然強かったです。  モーターを手で回すとSAのほうがコギングが強く、カタイです。 ※:一般的に、   線材が細くて巻数が多い方がトルク型で、   線材が太くて巻き数が少ない方が高回転型のようです。    というのも、 同じ電流値であるならば、 巻いた数に比例して磁束は高くなります。 よって、 それに比例してトルクも上昇します。 しかし、 同じ領域にコイルを詰め込むには線材を細くしなくてはならないですから 抵抗が高く、 自己誘導インダクタンスによっても高回転に向きません。 <進角というパラメータもあります。 ギヤとの兼ね合いであり、最大出力を上げたいのですが 実際は、イロイロと制約があります。  
ローター部です。 シャフトの長さが違うようですが、これはオリジナル(下)の方が例外のようで短くされています。 前の写真からローター自体はオリジナルが良い判断しました。<コミュテーターはSA(上)が良いですが… よってSAに付いていたコミュテーターに取り付けるリングはオリジナルに付けました。 コミュテーターの違いがはっきりとわかりますね。 ちなみに、コミュテーターは、ブラシと離れる瞬間、激しくスパークします。 この際の、電蝕が激しいです。       ○加工
  モーターの発熱で一番の部分はコミュテーターです。 この温度はコミュテーターの耐久性に影響を与えます。 よって、クーリングポート兼メンテナンスポートを開けました。 位置は、コミュテーターよりちょっと下です。それは、ローターの遠心力で空気を外に出すためです。 メンテナンスは、ブラシ、コミュテーターの様子を見たり、クリーニングできると言う意味合いです。 穴は、ディスクグラインダーで、瞬間的に開いてしまいました。マグネットギリギリの位置です。 穴の面取りもしておきます。      
  モーターの組み立てですが、 オリジナルのように、押しこむ感じでは、はまりません。 折り曲げてテーパの付いた銅版ではなく、しかも、プラのワッシャーがはまっていますので、 それにブラシが引っかかってしまうわけです。 そこで、穴から、ステンレスの針金で、ブラシを広げながら押しこみます。 あまりムリな力はかけてはいけません。 しかし、普通の細い針金程度だと針金が曲がってしまってうまく行きません。  
モーターは慣らしが肝心です。 その間に、銃本体を観察します。      
      ●本体   ○フレーム左  
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  こんな感じです。トリガーの部品がついてますね。           ○トリガとスイッチ  
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  トリガーを引くとスイッチが前に押されて導通します。 黒いリンケージですが、反対側のフレームの銅平バネによってスイッチ側に押しつけられています。 これを押し戻すとトリガーを引いた状態で、スイッチとリンクが切れます。 よって、セミオートが可能です。つまり、トリガーを引いたままでも一発撃ったらリンクは解除されます。 じゃないとフルオートになってしまいます。 「スライドとスプリングで繋がったリンケージ」で戻る際にトリガーリンケージを押して解除します。   トリガーリターンの押しバネは、クランパーでぐしゃっと来る感じまで押し縮め、 ライトで60〜80度に熱して10時間位置いときました。<良くやるテです。 したら、今度は縮まり過ぎました。なので、今度は引っ張り戻して。 丁度良い感じになりました。 トリガーは撃つと元に戻るのですが、圧力を感じる行程がセミオートのコッキング状態で、 連射の感触が良くなりました。           ○機関部クローズアップ  
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  3つの回転歯車とピストンの平歯車がありますね。(黒い歯車と同軸にある下の白い歯車は連結しています。) 下にあるスプリングのついたV字型の部品は、スライドストッパーを上げると働くセーフティーです。 単純に、歯車に噛み込んで機械的に動かなくしています。 …要らないです。モーター変えたし破損の原因が懸念されます。よって、外しました。 黒いギアと、その下の一番上にある歯車は、一部だけしか歯がありません。 黒いのはスライド後退リンケージの平歯車に繋がっており、 下のはピストンコッキング用です。 これで判るのは、ピストンが歯車同士が離れて(コック終了と同時に激発)したあと、 スライドが後退し始めるということです。ですから、レスポンスが悪く感じる一つの理由ですが、 実銃のような構造と言えばそう言えますね。           ○スライド後退リンケージ  
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  歯車の関係はこうです。<上の写真 下の写真は、実際のレールにリンケージが設置されているという構図です。 右端にちょっとだけ見えるのが引きバネで、これを介してスライドを引きます。 その理由なのですが、機械に負担をかけないため。顔にスライドが当たった場合のため。 かと思います。 このリンケージが後退しきると共にトリガーのリンケージを解除し、スイッチをOFFの位置に押し戻します。 そして、黒い歯車同士が離れてスライドが戻ります。           ○グリップセーフティー等  
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  この銃はグリップの付け根を握らないと撃てない構造を持っております。 感触が悪いのと外観を損ねるのが難点です。 リンケージは写真の通りです。 左端に大きな突起がありますね。 これでスライドリンケージのようにトリガーとスイッチの繋がりを外します。 突起のやや左に引きバネがありまして、 グリップセーフティーがリンケージを介して戻る仕組みになっていましたが、要らないので外しました。           ○モーター取りつけ  
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  モーターをフレームに取りつけました。電池ケースからの赤い線は物凄く短いです。 ポート穴もこんな感じです。           ○貼り合わせ前  
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  貼り合わせ1歩手前の写真なのですが、 ギア関係が解りやすいように、 モーター側に一つ残して他をかなり反対側に移しています。 逆転防止ラッチは付けておりません。 実は、モーター側にほぼ全ての部品を移す事ができます。 シャフトは抜けるモノ抜けないモノもありますのでなるべくモーター側に移動してあとは、貼り合わすのみです。           ○スライドと引きリンケージ  
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  スライドとそれを引くリンケージとの関係はこういう風になってます。 スライドにスプリングを付けたままリンケージを先にフレームのレールに後退させたまま乗せ、 それを指で固定しながら、スライドの右側からフレームのレールにはめて行きます。           ○貼り合わせ後…、
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  貼り合わせた後なのですが、スライドストッパーはこの角度でフレームから取り外しが出来ます。 スライドストッパーを上げる時のラッチフリクションがキツイので、それごとニッパーで切り取りました。 もし、すこしラッチ感が欲しいなら、ラッチの山を削って、谷へはまる軌跡の部分を削ったりしても良いでしょう。   あと、ニッパーで切ったところのちょっと下にへこみがありますよね。 前はフレーム、後ろはシリンダーに引っ掛ける突起があります。 ここに引きバネを引っ掛けてシリンダーがパッキンに押し当てられる力が加わる構造です。 忘れて撮影というか、組み立ててしまい、弾が出ないので気が付きました。 この部品は、分解時に飛び出しやすいようなので注意です。           ○組み立った図     一段落、完成です。 このモーターでは俊敏です。 撃ってみた結果、前は11Vで起こるバースト現象が8V程度で既に起こりました。   以上、撮影しながら分解、組み立てでしたので、3時間ほどかかったと思います。       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 続き −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [目次]

全て、 財力と時間と気が向いたときの現在進行形です。
M92Fを使っての改造です。 ↓分解と観察を始める。 ++[[[電動ブローバック0]]]++ ↓モーターやスイッチ等、電気系統の改造等 電動ブローバック1 ↓駆動系メインの観察と改造 電動ブローバック2 ↓バレルチャンバー部分の改造。 電動ブローバック3 ↓シリンダー、スプリング系統の改造。 電動ブローバック4 ↓弾速測定 電動ブローバック5 ↓18歳以上対象の電動ブローバックモデルの予想と負荷試験から今後の課題と発展性の考察 電動ブローバック6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ↓ギヤの強度UP:その01 電動ブローバック7 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ↓ギヤの強度UP:その02 電動ブローバック8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− で、 新しいモデルを購入して変更してみました。 とりあえず、 電動ブローバック-コンバットデルタ [電動ブローバック−G−1] [電動ブローバック−G−1-1] [電動ブローバック−スプリングの更なる強化-00] [電動ブローバック−スプリングの更なる強化-01] [電動ブローバック−スプリングの更なる強化-02] [電動ブローバック−スプリングの更なる強化-03] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 電動ブローバック-センチメーターマスター: 081102 [電動ブローバック-センチメーターマスター] 電動ブローバック-デザートイーグル.50AE [電動ブローバック−デザートイーグル.50AE] 電動ブローバック-KP85: 081102 [電動ブローバック-KP85] 電動ブローバック-SIG-Pro2340: 081102 [電動ブローバック-SIG-Pro2340] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 電動ブローバック-G-18C [電動ブローバック-G-18C] ワルサーP99-DAO: 081102 [電動ブローバック-ワルサーP99-DAO] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [ミニ電動マシンガン0] [ミニ電動マシンガン1] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [電動ブローバックマシンガン「イングラムMac11」]






 


  
 






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